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まえだ
ライター
最近和ハーブが注目を集めていることはご存知でしょうか?
昔から女性を中心に植物の力を取り入れたライフスタイルは人気が高いですが、ハーブと聞くとまだまだ海外由来のイメージがあります。
しかし実は日本にも古くから親しまれているオリジナルのハーブがあるんです!
そんな日本のハーブ「和ハーブ」について今回はご紹介します♩
きっとこれがハーブだったの?と思わず驚く発見があるかもしれません!
そもそもハーブとは、香りや味など作用のある植物のことを指します。
料理やお茶に使用したり、アロマオイルとして使用することでリラックス効果が期待でき大変人気です♩
そして今回ご紹介する「和ハーブ」。
和ハーブと聞いてもまだ馴染みがない方も多いと思いますが、実は日本にも様々な種類の植物であふれていて
一般社団法人和ハーブ協会によると
薬効や香りが豊かな植物の葉や茎というハーブの中でも日本原産もしくは日本に広く自生している期間が長いも
とされています。
いわゆる雑草といわれるものですが、その中でも
などハーブ療法に使える植物もあります。
古くから日本で育つこれらの植物こそ私たちの体と心にぴったりで、料理のアクセントになったり、防虫効果があったりと日々の生活に役立つので古くから親しまれています。
では和ハーブは雑草と何が違うのでしょうか?
多くの方が雑草にはあまり良いイメージがないですが、野草、薬草、ハーブにはその植物が人間にとって役立つことが前提となっている良いイメージがありますよね。
同じ植物でもハーブと呼ぶのか雑草と呼ぶのかその違いは、実はただ人間が作ったカテゴリーに分けられているだけです。
昔からハーブを取り入れて生活していたご先祖様たちは、もちろん「和ハーブ」とは呼びませんでしたが、ごく自然と暮らしの中に取り入れてきました。
田畑や土地や庭など、人が管理している食用や観賞用以外の植物で、必要なければ抜いて捨ててしまうものは雑草。
野山で自然に育っているものは野草。
役立つ植物で摘んで使うのであれば薬草、ハーブ。
こんな風に人間の都合で呼び方を変えているだけなのです。
決してどちらが良い悪いとかではなくて、植物に対する知識や、捉え方の違いだけです。
仏教由来ともいわれる「身土不二(しんどふじ)」という「人にとって自分の身体【身】にふさわしいものは、生まれついた土地【土】のものであり、それはこの世にふたつとない【不二】」、つまり、自分が生まれ育った場所で育ったものを食べることで調子を整えるという考え方がありますが、昔から日本では植物が人の暮らしに深く根づき支えていることが当たり前でした。
まさに「和ハーブ」は、私たちが健やかに生きる事が出来るように身土不二の視点からとらえることができる植物なのです。
ですので、もう想像がつくかもしれませんが和ハーブは驚くべき効能を持っています。
例えば
様々な栄養を私たちが吸収しやすい形に変えて提供してくれたり・・・
強い抗酸化パワーを持っていたり・・・
自らエネルギーを作り出し私たちに良い影響を与えてくれます。
ちなみに、海外ハーブに比べて和ハーブは、香りや味わいが一般的におだやかなものが多めです。
野菜・キノコなどのちょっと淡泊な味はもちろんのこと、魚や肉などの素材自体の味を、不思議と引き立たせてくれます。
和ハーブの香りや刺激は食欲をアップさせ、消化が促進されるために、おいしく・吸収も良く食べられることも昔の人は知っていたのでしょう。
和ハーブについて分かりやすいように一覧にまとめてみてので見ていきましょう♩
名前 | 効果 |
---|---|
シソ | シソ科・シソ属の植物で、「大葉」とも呼ばれます。梅干しの着色に使われていることで有名です。 |
ヨモギ | 生命力が強くどんな環境でも育つよもぎはキク科の植物です。ハーブの女王として親しまれ草餅やお灸のもぐさなどに使われます。 |
スギナ | 「ツクシ」の葉っぱの部分です。生命力と繁殖力がとても強く、駆除に手を焼く人も。 |
セイタカアワダチソウ | デトックス効果があり、アトピー、長年の喘息、膀胱炎、リウマチ等、乾燥肌にも効果があるといわれています。 |
タンポポ | 利尿作用も高く体内の毒素や老廃物の排出を促す効果を期待できます。 |
ミョウガ | 体内血流のナトリウムの排出をうながし、血圧を下げる作用があるカリウムがたくさん含まれています。 |
ミツバ | ビタミンAやビタミンC、鉄、食物繊維、ミネラルなどがたっぷり!美容や健康におすすめです。 |
ワサビ | 日本原産のアブラナ科の多年草。葉茎や根茎を食用にします。鼻にツンとくる風味が特徴です。 |
サンショウ | ピリリとした風味が特徴のミカン科の落葉低木。葉だけでなく、春には花、初夏には果実まですべて食用になります。ウナギの薬味として有名です。 |
ショウガ | 熱帯アジア原産の多年草。食用にするのは主に根の部分です。生姜(ショウガ)は世界中で利用されているハーブです。 |
トウガラシ | 唐辛子の辛みの素となっている成分「カプサイシン」が代謝をよくして体を温める効果があります。 |
ユズ | ゆずに含まれるヘスペリジンの量は、みかんの20倍、レモンの3倍と柑橘類の中でもダントツ。ゆず湯として昔から多くの人に親しまれています。 |
ワラビ | わらびに含まれるβ-カロテンは、体内の活性酸素を強力に抑える働きがあるので、アンチエイジング効果が期待できます。 |
ウド | 乾燥した塊状の根茎を「独活」、側根を「和羌活」と呼びます。 いずれも発汗、解熱、鎮痛、抗炎症、駆風、利尿などの作用があります。 |
ゼンマイ | 生のゼンマイにはビタミンB群の1つである葉酸が豊かで、貧血の民間薬といわれています。 |
コシアブラ | 若葉に含まれるイソクエルチトリンには血圧降下作用が認められていて昔から日干しにしたあと、煎じて飲むと高血圧にも効果があるとされています。 |
アケビ | コラーゲンの生成を助けるビタミンCを豊富に含まれるため、肌のハリをたもち、シミやそばかすを予防するはたらきが期待されています。 |
ノカンゾウ | つぼみは解熱作用、葉や根は利尿作用や消炎、止血薬に効果がある生薬として利用されます。 さらに風邪や不眠症、むくみの軽減にも効果が期待されています。 |
カタクリ | 嘔吐、下痢、胃腸炎などに効果があり、良質で消化が良いので病後の滋養にも用いられます。 外用では湿疹やあせもなど、患部にふりかけて用いられます。 |
イブキジャコウソウ | 発汗,収斂,強壮,利尿作用があり,カゼや熱,頭痛,咳,痰に,湯呑に入れて熱湯を注いで用いられています。 |
カキドオシ | シソ科の植物であるカキドオシは、山菜やお茶として親しまれています。生薬として「レンセンソウ」や「カントリソウ」という別名もあります。 |
クロモジ | スノキ科のクロモジは山に自生する木です。若い枝は高級楊枝の材料にも。 非常に良い芳香を放つため、かつては石けん、香料などに使われました。 |
ドクダミ | 昔は、之布岐(シブキ)と呼ばれていましたが、「毒を止める」という意味を持つ「毒を矯める」が変化し、「毒矯み(どくだみ)」になったと言われています。 |
ゲンノショウコ | ドクダミ,センブリとともに日本の三大民間薬の一つ。 止瀉作用があり、様々な下痢に用いるが、長く煎じると下痢止め短く煎じると緩下薬になり便秘にも応用されています。 |
チャノキ | 頭や目を明らかにする作用があり,頭痛,多眠,目のくらみなどに用いられています。 |
キハダ | 下痢を改善する効果 腸内殺菌作用をもつため、腸内における発酵異常による腹痛や下痢に対しても、改善が期待され、急性腸炎などにも有効といわれています。 |
センブリ | センブリは、健胃の目的で民間薬として使用されますが、味は極めて苦く服用しづらいもので有名です。 |
たくさんの種類があり、それぞれに効能がある和ハーブをどんな風に実際に生活に取り入れることが出来るのか!?
その活用方法を見てみましょう♩
和ハーブの活用方法として親しみがあるのは入浴剤です。
端午の節句では伝統の菖蒲を切って浮かべた「菖蒲湯(しょうぶゆ)」や、よもぎの煮出し汁を入れた「よもぎ湯」なども有名です。
和ハーブは、香りや味が穏やかで特に和の料理と相性バツグン。
黒文字(くろもじ)は、木くずや乾燥させた葉っぱをティーパックにつめて、お肉と一緒に煮込んだり、またカレーの隠し味にもおすすめ。
ショウガや大葉、ミョウガなど、香りの良い種類を料理の薬味として使用します。もっとも身近で手軽な利用法です。
好きな和ハーブや必要としている効能の和ハーブを乾燥させ、煎じてお茶にするという楽しみ方もあります。
複数の和ハーブをブレンドして作れば、栄養をまるごと摂取できるからオトクです。
和ハーブを「サシェ」という小袋に入れて、自然な香りを楽しむ方法です。
ヒノキや白檀、沈香といった「香木」の歴史は平安時代にまで遡り、仏教の儀式で使われたり貴族が香りを楽しんだりしていました。
枕や靴箱などに置くのがおすすめです。
和のハーブにはスイカズラや菊、フジバカマのような美しい花を咲かせる種類もあります。
育てて、観賞して、生活に取り入れてみるのも一つの素敵な活用方法です♩
和ハーブについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
昔から身近にあった植物が実は和ハーブとして私たちの健康や生活に良い影響を与えていてくれたことが分かりました♪
もうすでに自然と取り入れているハーブもあればまだまだ知らない効能があったハーブもあったかと思います!
どんどん生活に和ハーブを活用していくことでより良いライフスタイルになっていくこと間違いなしなのでぜひ試してみてくださいね♩
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