n+編集
まえだ
ライター
皆さんはよもぎの効果・効能をご存じですか?
最近女性の間でよもぎ蒸しがブームになっていたりとよもぎに注目が集まっています。
よもぎはハーブの女王とも言われるほど昔から世界中で愛され漢方の世界ではほとんどの病気の調合に使われるほど薬効の多い薬草です。
今回はそんなよもぎのデトックス効果に注目し、よもぎのデトックス活用方法をご紹介します♩
デトックスに興味のある方、よもぎが大好きな方必見です!
よもぎはなぜ体に良いのか
そもそもどうしてよもぎは身体に良いと言われるのでしょうか?
やはり一番はよもぎでさまざまな症状を治した実例がたくさんある事だと思います。
まだ医者もいない、病院も救急車もない時代の昔の人の自然療法で簡単に素早く対処してしまう判断力、行動力はすごいものでした。
その中でもよもぎは特別な薬草であり万能薬であることを多くの人が知っていて活用していました。
西洋や東洋でもよもぎは薬用と尊ばれ、フランスではよもぎの草を「エルプ・ロワイヤル(王の草)」と呼び、中国では、古来「医草」と呼ばれ、漢方では「艾葉」といって、冷え性の改善や出血を止める生薬として、外用・内服ともに用いられてきました。
古代インドやエジプトでも、自然療法で使われていたそうです。
よもぎは日本中のどこでも生えていて、繁殖力と耐寒性のある多年草で野山、畑の隅、空き地など荒地でもたくましく自生しています。
私たちの体には一人一人生まれもった生命力、自然治癒力、免疫力が備わっているのでよもぎのように生命力があるものを食べてこそ体に良い影響を与えるのです。
よもぎが多くの国で昔から愛されきたスーパーハーブだということはわかりましたが、どのような栄養素があるのか詳しく見ていきましょう♪
よもぎの種類は非常に多く、200種類以上も存在します。日本には数十種類のよもぎがあるといわれ、その中でも一般的に目にするのが、カズサキヨモギとオオヨモギです。
そんなよもぎの成分には、
などの栄養素が豊富です。
食物繊維や美肌に良いビタミンAはほうれん草よりも多く、鉄分は牛レバーよりも多く含まれています。
健康成分がバランスよく含まれていてよもぎの栄養素がすごいことがわかりますね♪
よもぎがデトックス効果が高いと言われる理由によもぎの中に含まれる「クロロフィル」があります。
クロロフィルは葉緑素ともいわれ、植物の葉などに含まれる緑色色素で細胞内の葉緑体にあり、太陽光を吸収してこれをエネルギー源として、水と空気中の二酸化炭素から糖などの有機物を合成する「光合成」を行ないます。
このクロロフィルが赤血球の主要成分であるヘモグロビンの構造と似ていて造血作用に働き小腸の繊毛の奥に残留している有害物質を排出させ血液をきれいにしてくれます。
また、よもぎには利尿作用があり、体に蓄積した老廃物を体外に排出してくれる効果があります。
むかし、日本でおなかに寄生虫が発生した時はよもぎの生葉を摘んですり鉢ですりつぶし、よもぎの汁を飲ませ、しばらくすると便と一緒に回虫が排出されていたそうです!
よもぎにはデトックス効果だけではなく、まだまだたくさんの効果・効能があります。
例えば、昔からよもぎの葉を止血に使います。
止血に使うよもぎの部分は頭の部分の若葉とか新芽の部分を使用します。
新芽の部分や若葉の部分を揉むとエキスが出てくるので傷口の部分によもぎを巻き包帯やキッチンペーパーなどで輪ゴムをしておいておくと数分で血が止まります。
また鼻血が止まらない時、血尿、痔には一日量5~8gのよもぎに水0.5リットルを加えて食間に服用すると止血に効果があると言われています。
他には虫刺されなどかゆみ止めにもなる強力な抗菌、消炎作用により、吹き出物、日焼け皮膚の乾燥を防ぎ保湿効果もあると言われていたり
ミネラルビタミンも豊富で整腸作用が大きく便秘にきき、高血圧や脳卒中、腹痛、リュウマチ、神経痛など幅広い症状に効果があると言われています。
他にもこんなにも効果があります!
とても万能な植物だということが分かりますね♩
秋の種付きよもぎはどんどんお風呂に活用していきましょう。
煮だしたものをいれたり、市販のお茶パックによもぎの乾燥葉をひとつかみ入れ湯船に入れたりすることでよもぎ風呂になり、体が芯からポカポカして保温効果が高まります。
新陳代謝が高まることにより、肌のくすみや黒ずみの解消を助け、シミ予防、皮膚トラブルへの効果も高まります♩
よもぎの活用方法で人気の高い使い方です!
よもぎ蒸しは、韓国伝来の民間療法です。
膣の粘膜は吸収率が高いため、薬効成分を含んだスチームを当てることで、その成分が内臓組織や子宮にまで浸透し血流を促し、婦人科系疾患の改善が期待できます。
全国によもぎ蒸しが受けられるサロンがあるのでぜひお近くのよもぎ蒸しが受けられるサロンを調べてみてください。
一回30分4000円程度で受けることが出来ます。全身から汗が吹き出し終わった後はとてもスッキリしますよ。
よもぎの香りはどこか懐かしく品のある独特の香りがします。
よもぎの香りの成分には、シネオールやβ‐カリオフィレン、リヨンなどが含まれています。
シオネールはローズマリーにも含まれる成分で、β‐カリオフィレンはイランイランや黒コショウ、芳香シクラメンにも含まれています。
癒し効果が高く、鎮静作用やリラックス作用がありストレスフルな方に効果があります。
よもぎの根まで煎じていくと体の弱い方にもさらに効果があるそうです。
お好みの濃さになるように葉の量や煮詰める時間を調整してください。
お薬のように濃く薬効が摂りたいという方は弱火で40~50分煮だしていくとより濃い薬効を得ることが出来ます。
煎じたものは葉に成分が戻ってしまわないように早めにポットなどに移し替えてくださいね♩
よもぎを使ったレシピはよもぎ餅が有名ですが、実は驚くほどレシピのレパートリーがあります。
例えば、ご飯を炊くときによもぎ煎じカスを入れて普段と同じ水分量で炊くことでよもぎご飯になります。
他にも、よもぎの胡麻和えやよもぎうどん、よもぎチヂミなど沢山のレパートリーがあります。
ただし、食用にできるのは旬の春だけです。よもぎは気温の上昇とともに強い日差しを浴びてアクがどんどん強くなり、苦みも増してきます。
アクは陰性が強く体に害を及ぼすので、大きくなったよもぎは摘んで食べないようにしましょう。
また、沢山の薬効があるよもぎですが日常的に毎日よもぎを摂取するとその薬効に身体が慣れて効果が薄まってきたりすることがあるので、その時は別の近い効能が含まれている野草をブレンドしてみたり、たまに変化をつけてみると悩んでいる症状に持続的に効果を発揮できる可能性が高まります。
近い効能の野草でぺんぺん草のナズナ、ハーブの王様と呼ばれているスギナがありますが妊婦さんなどはあまりとりすぎないほうが良いので注意しましょう。
よもぎの効果効能や活用方法をお伝えしてきましたが、気を付けておきたいのがよもぎの見分け方です。
どこでも比較的見受けられるよもぎですが、よもぎを摘む際はやはり土や水、空気がきれいな無農薬や自然栽培のほうがおすすめです。
またよもぎにそっくりなオトコヨモギ、トリカブトなどに注意しましょう。
見分け方は葉の形はキク科独特のゆるいギザギザの葉を選び、葉の裏全体にうぶ毛が生えているか確認しましょう!
よもぎの使い方記事もご用意していますのでそちらもご覧ください!
>>使える?使えない?正しいよもぎの見分け方を5つのポイントでご紹介<<
そっくりな植物は葉の裏がつるつるしていたり、よもぎの独特な香りがしません。
わからない植物がある場合は、植物の写真を撮って専門家に聞くことができるサイトがありますので気になるなーというときは是非使ってみてください!
いかがでしたでしょうか?
小さい頃から身近にあったよもぎという存在。
デトックス効果が高く他にも沢山の効果効能があり、ここまでよもぎが優れている野草なのかと驚かれた方も多いかと思います。
日本のどこにでもあるよもぎを生活に取り入れていくことで内からきれいにそして健康になっていきます。
昔の人が残してくれた素晴らしい知恵を一緒に受け継いでいきましょう♩
n+編集
まえだ
ライター