n+編集長
やまだ
ライター
山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。
歴史好きの私としては「さつまいも」というと、栽培能力の高い飢餓を救う救世主の野菜というイメージが強いです。
社会の授業で1度は聞いたことがあると思いますが、江戸時代に、享保の飢饉・天明の飢饉・天保の飢饉と言われる三大飢饉が起こり、飢餓により全国で数万人の方が亡くなり、何百万人の方々が飢餓に苦しんだといわれています。
水利条件や土壌環境の悪い薩摩藩(鹿児島県)などは、これらの飢饉で余計に苦しみましたが、そんな時に現れた救世主の農作物が「さつまいも」でした。
さつまいもは、肥沃な土地よりも荒地を好み、乾燥地を好むから水も大していらないという、非常に優れた栽培能力を持っているだけでなく、一時期WHO(世界保健機関)が栄養価の面でイチ押ししていた程の栄養価を兼ね備えています。
自然農法を行っていくには、肥えた土が必須条件ですが、さつまいもであれば初年度から農産物を育てることが可能なので、今回は自然農法初心者でも育てやすい「さつまいも」についてご紹介していきます。
さつまいもの栄養素といえば食物繊維ですが、それ以外にもたくさんの嬉しい栄養価が含まれています。
栄養学を勉強していないと、栄養素をただ紹介しただけでは、解りにくいので、さつまいもを食べた時の効果に栄養素を付則していきましょう。
これ以外にも色んな効果が期待できる栄養素が含まれているのですが、ざっと挙げただけでこれだけの効果が期待できます!
冒頭部分でも書きましたが、さつまいもは非常に育てやすい農産物になります。
さつまいもを育てる時の環境的な条件としては以下の様なモノが挙げられます。
日当たりが悪かったり、水はけが悪くジメジメしていると、さつまいもはしっかりと育つことが出来ません。(大抵の農産物はそうなので、ここは軽くスルーしましょう。)
自然農初心者におすすめの1番の理由は③の、肥えてない痩せた土地という点です。
自然農法を行っていく上で1番大変なことは、一般農法の様に合成農薬や化学肥料を使わない点で、これらを使わないということは、土づくりを1からコツコツと積み重ねていかないといけないばかりか、しっかりとした土をつくって、栄養満点の元気な農産物をつくらないと、害虫や病気にやられてしまいます。
これに対してさつまいもの場合は、さつまいもの組織内にアゾスピリラムという微生物が共生していて、これが自ら必要な栄養成分をつくりだすので、土地が肥えすぎていたり、一般農法の様な化学肥料をたくさん与えてしまうと「つるボケ」という状態を作り出し、蔓ばかりが伸びて、肝心のさつまいもが育ちにくいという状況に陥ってしまいます。
自然農法を初めて行う時は、基本的に土づくりがほとんど出来ていないはずなので、そんな時はさつまいもから着手すると自然農法を最初から楽しむことができます!
さつまいもの種類の中では比較的小柄な品種になりますが、焼き芋には最適なさつまいもであるシルクスイート。
「美味しい焼き芋が食べたい」「配合種の農産物を自然農法(農薬や肥料を使用せずに。)でも育てられるのか。」という目的の元に、固定種や在来種でない、配合種のシルクスイートを自然農法の畝で育ててみました。
収穫時期の様子は以下の動画をご覧ください。
結論からいくと、土が肥えすぎていたため多少蔓ボケしている印象で、いささか小ぶりな様な気がしますが、一般農法とは違って面白いのも自然農法の醍醐味ということにしておきましょう(笑)
収穫したさつまいもは洗ってから炭火で焼いていきます。土や汚れを洗ったさつまいもを濡らした新聞紙でくるんでからアルミホイルで全体を覆う様に巻いていきます。
これを炭火の網の上にポンッと置いておくだけ。(途中でひっくり返した方がベストですが、ひっくり返さなくても大丈夫です。)
今回は伊勢コンロ(水コンロ)を使って焼いていますが、伊勢コンロを使うと通常の炭火焼きよりもふっくらと仕上がりますし、濡れた新聞紙を巻いてからアルミホイルを巻くことによって、ムラ焼きを防いだり、皮が焦げずに、栄養価の高い皮まで丸ごと食べることが可能で、大ぶりのさつまいもよりも、今回くらいの小ぶりのさつまいもの方が量も味もちょうどいい感じでおすすめです。
さつまいもは大きいモノは通常の料理でつかって、小ぶりなモノは焼き芋にするのがイチ押しポイントです!
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やまだ
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山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。