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自然農法でのイチゴ作りが商品化に向かない理由と育て方のコツ|自然+農業「むら」

自然農法でのイチゴ作りが商品化に向かない理由と育て方のコツ

寒さが過ぎて春に向けて暖かくなってくると、イチゴ狩りのシーズン到来です。

この時期にイチゴ狩りの予約を取ろうと思っても、いつも予約完売が多く、特に週末なんかはどこの予約も取れない状態なくらい人気です。

あまり知られていませんが、日本ではイチゴに使用していい農薬の成分が200種類あって、自然農法で栽培されていない限り、結構な量の農薬がイチゴにかけられています。

しかも、イチゴ狩りのイチゴは、洗わずに摘んでそのまま食べてしまうので、農薬の経口摂取は他のフルーツよりも、高いモノになります。

イチゴは育ちにくいものの1つなので、農薬を使わないといけない様なイメージがありますが、自然農法でイチゴを育てていけば、そんな心配は一切いりません。

子ども達が大好きなイチゴですので、せっかくなので安全で安心なモノを食べさせてあげたい。

そんな方々の為に自然農法でつくったイチゴのあれこれを解説していきます。

自然農法でイチゴを植える前に大切なこと

自然農法でイチゴを植える前に大切なことは、他の自然農法野菜でも同じことがいえますが、“” が何より大切です。

ある程度、肥えた土であることと、イチゴが成長しやすい土になる様に馴染ませることが重要です。

農薬や肥料を使わなくても、土の環境などがよければ育っていきますが、1年目は育たなかったり小さかったりなど、満足する成果がでない可能性が高いです。

自然農法でイチゴを育てるなら、2年目3年目くらいに収穫するという気持ちでチャレンジしていきましょう。

イチゴの天敵

イチゴが育ちにく理由は、病気や害虫の影響を受けやすいというところで、イチゴの生育を阻害する原因は以下のものがあげられます。

  • うどんこ病
  • 灰色カビ病
  • ハダニ
  • チリカブリダニ
  • ククメリスカブリダニ
  • オンシツコナジラミ
  • アブラムシ
  • コレマンアブラバチ
  • クルミネグサレセンチュウ
  • ハスモンヨトウ

これだけのリスクを抱えているから、農薬を使わないと育ちにくいということなんでしょうね!

自然農法で天敵からイチゴを護る方法

上記で挙げたように、イチゴの天敵は病気から害虫まで多種多様に存在します。

一難去ってまた一難と、次々に襲い掛かってくるので、収穫するまで農薬なしで安定的に生育することは難しいです。

だからといって、そのままにしてしまうのももったいないので、そんな時はコンパニオンプランツを活用しましょう

コンパニオンプランツ:混作や混植とも呼ばれますが、近傍に栽培することによって、お互いの成長に好影響を与える組み合わせの植物のことです。コンパニオンプランツなどの名称はないですが、互いに悪影響を与える植物の相性もあります。

イチゴの害虫予防として、有名なコンパニオンプランツは、ユリ科の植物で…

  • ネギ
  • 玉ねぎ
  • ニラ
  • ワケギ
  • ラッキョウ

などがあげられます。現在はヒガンバナ科に分類されるニンニクは、旧分類体系ではユリ科に属していて、ニンニクもイチゴのコンパニオンプランツとして活躍してくれます。

一般的にイチゴのコンパニオンプランツとして植えられるのは、ネギニンニクが多いので、自然農法でイチゴを栽培する場合はぜひ活用してみてください。

イチゴとコンパニオンプランツの植え付け距離が近すぎると、イチゴの実が小さくなる可能性があるので、30cm以上離して植える様にしましょう!

自然農法でイチゴを栽培する目的と心構え

自然農法でイチゴを栽培する際は目的を明確にしましょう。

例えば、出荷してお金を稼ぎたいということを考える場合は、かなり手入れをしっかりして、とことん商品化に向けて取り組まないといけません。

もし、そういう考えがなく自家採取で、春に皆で美味しいイチゴが食べれたらいいという感覚なら、ある程度軽い気持ちで、手入れもほどほどに、収穫もほどほどにという心構えをもっていると気持ちが楽です。

イチゴが美味しいのは皆さんご存じですが、虫も鳥も小動物もみんなそのことを知っています。

だから虫や鳥がイチゴを食べにやってくるのは仕方がないことなんです。

自然農法でイチゴを栽培している農家さんは、大した手入れをしていなくて、ある程度放置していても、5割から6割くらいのイチゴを収穫出来るとおっしゃっています。

「5割も虫や鳥に食べられた!」という発想ではなく、「虫や鳥が5割も残してくれた!」という発想に転換して考えれば、ネガティブマインドにならずに、ポジティブな気持ちでイチゴを収穫出来て、美味しくイチゴを食べることが可能になります。

商品化をして販売したいという考えでなければ、ぜひそんなマインドセットで、イチゴ栽培に挑んでみてください。

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n+編集長

やまだ

ライター

山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。