n+編集長
やまだ
ライター
山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。
元来「食酢」として重宝されていた“すだち”。
酢の橘(柑橘類の古名)ということで、酢橘と呼ばれていましたが、現在の一般的な呼称として“すだち”といのが広く定着しています。
焼き魚やお鍋の時にキュッと絞って風味や酸味を楽しむことが多く、活用法は絞られがちなすだちですが、今回は農薬を使っていない自然農法だからこそできる、すだちの絞り方をご紹介していきます。
目次
一般農法でつくられたすだちと、自然農法でつくられたすだちを比べた時に、すだちを絞る時の1番の違いは残留農薬です。
すだちの絞り方はネットでも色々と紹介されており、絞る時に切り口を上に向けて絞ると皮の風味や栄養が… などと書いてあることが多いですが、自然農法的視点からみたら、風味や栄養なんかよりも、残留農薬のことが気になって仕様がありません。
日本の添加物の種類は世界基準の数百倍あるといわれていますが、残留農薬についても最大250倍という凄く緩い基準になっていますし、残留農薬は果物等の皮に多く残っているので、大げさかもしれませんが、世界NO1の残留農薬が柑橘系の皮にたくさんついているといっても過言ではありません。
一般農法は合理主義により、大量生産や流通の安定に必要なものではあるのでもちろん否定はしませんが、農薬を使用している一般農法(有機農法)と、農薬を使用していない自然農法では、すだちを絞る時の皮に関しての根本的な考え方が違うので、まずはそこを抑えておきましょう。
今回は、自然農法で育てたすだちをたっぷり収穫しました。諸事情により少々熟すのが進んだタイプのすだち達です(笑)
自然農法的に考えると、合成農薬の心配がないので、収穫してからチリやホコリを落とすためにさっと水洗いすれば、あとは何の心配もなく豪快に扱っていただいて大丈夫です。
すだちの皮には、スダチチンという成分がたくさん含まれていて、脂質代謝を改善したり、体重増加を抑制する働きがあるので、運動不足や食生活の乱れで、脂肪や体重が気になっている方は、スダチチンを抽出する絞り方がおすすめです。
上記で解説した様に、自然農法で育てた“すだち”は、さっと水洗いして乾かしたら、どの様に絞ってもいい状態になります。
スダチチンを抽出するには、ハンドジューサーなどのテコの原理をつかったもので絞ると、すだちの皮までしっかりと圧がかかり、手で絞るよりも効果的です。
実際に収穫して、水洗いして乾した状態のすだちを絞っているので、以下の動画を参考にしてみてください。
今回絞っているすだちは、多少完熟させたもので、酸味の代わりに甘みがでてきてほど良いバランスのすだち果汁になります!
今回は、約1.5リットルのすだち果汁が絞れました。
ハンドジューサーで絞る場合も含めて、すだちをカットする場合は、輪切りで半分にカットするのが鉄則です。
すだちを横から輪切りで半分にカットすることによって、すだちの房がすべて剝き出しになり、房の皮が絞る時の邪魔をしないので、果汁を余すことなくしっかりと絞れます。
ただ、輪切りといっても、縦に半分に切ってしまうと、逆に非常に絞りにくくなってしまうので注意してください。
すだちの絞り方のポイントとして、電子レンジで軽く温めると柔らかくなって、絞りやすくなるという情報をよくみかけますが、自然農法で育てたお野菜なら、調理法もその素材の安全性を生かした調理法が好ましいですよね。
電子レンジは、短時間で調理できる点からすればとても便利のよい道具ですが、その効力ゆえに失うものもあるということは知っておいていただきたいです。
電子レンジは超高速振動による摩擦熱により食べものを温めますが、食べものの内部では、電子レベルで深刻な破壊活動が行われているので、目にはみえませんが色んな栄養素が破壊されてしまいます。
ある実験結果では、電子レンジで調理すると、97%のファイトケミカル(紫外線や昆虫から守ろうとして作り出されるエネルギッシュな植物の成分)を失ってしまうという報告もあるくらいです。
せっかくのすだち。風味や香りだけでなく、栄養もしっかり摂取したいところですね。
自然農法的に考えると、すだちを絞ることに関しても自然を中心に考えてしまうので、化学的なことに否定的な内容になってしまいますが、物事にはすべて表裏一体になっているので、便利の裏側には必ず弊害が隠れているモノです。
健康面からいくと自然を重宝しますが、忙しい日常などの視点からみると、一般農法や電子レンジを使うことも、否定できない部分ではあります。
これは、人によって色んな見え方や捉え方があるので、自分の考えによってチョイスしていけばいいと考えています。
ということで、自分の趣味趣向にあった選び方をしながら、すだち絞りを楽しんでいきましょう。
n+編集長
やまだ
ライター
山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。