n+編集長
やまだ
ライター
山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。
じゃがいもは、それほど手をかけなくても育つ野菜の1つなので、自然農法でも作りやすい野菜の一つになります。
今回は、あまり手がかからにからこそ大切にしたい、自然農法でのじゃがいもづくりの流れとポイントや「じゃがいもって、実はそうだったの!?」という豆知識情報をご紹介します。
目次
自然農法はルールがなく、ある意味自由農法といってもいい農法なので、農家さんによって、じゃがいもを育てる流れは多少異なるかもしれませんが、ざっと以下の様な流れで育てていきます。
植える時期や植える品種、育てる環境によって多少変わってきますので、ご注意ください!
自然農法では肥料を使わないので、土づくりがすごく大切になってきますが、じゃがいもを育てる場合は、そこまで土を肥えさせなくても大丈夫です。
じゃがいもは、やせた乾燥土壌、ペーハー値5.0~6.0の酸性の土地を好むので、葉物野菜などを育てる程の気合をいれた土づくりはいりません。
農林水産省のじゃがいもの品種でみると、じゃがいもとして(加工品は省く)一般流通している、じゃがいもの種類は大体15品種とされていますが、自然農法でじゃがいもを育てる場合に、おすすめな品種は「メークイン」「男爵いも」になります。
種イモの調達は、自然農法家さんからわけてもらうなどして準備しましょう。
自然農法家さんは、協調協和の精神を持っている方が多いので、ちゃんとわけてくれます!
土の状態などによりますが、じゃがいもは「そうか病」「疫病」などの病気にかかることがあります。
それを予防する意味で、1週間程度日光にあてて緑化することをおすすめします。
その際にイモの頂部から出る芽はとるようにします。
一般的に種イモを切るのは、半分や4等分にすることが多いですが、自然農法家さんは、育てていく中で独自法を見出される方が多く、頂部だけ削り取ったり、へそ側だけを削り取る手法がよく見受けられます。
育てる環境によって、変わってくるので、色々試して「自分流」を見出していきましょう!
じゃがいもの植えつけは、春と秋の2回あり、地域によって多少違いますが、
が、植えつけ時期になります。秋の植えつけは、暑さで種イモが腐りやすかったり、寒さでじゃがいもが育ちにくいという点が懸念されるので、はじめてじゃがいもを育てる場合は、春の植えつけをおすすめします。(ここから以下の説明は、春植えの説明になっています。)
サクラの花が咲いたらじゃがいもを植えるというのが、春の植えつけのタイミングです!
POINT:自然農法でのじゃがいも植えつけのポイントは、深さ10cm~15cm程度の穴を掘って、イネ科のエノコログサ(ネコジャラシ)・メヒシバなどの枯れ草を敷いて、その上に種イモを置くようにしましょう。微生物が活性化し、じゃがいもの発育がよくなります。
植え付け後大体1カ月くらいで芽がでますが、この頃から週1回くらいペースで土寄せを行います。茎が露出していると、いもがつかないので、葉っぱのすぐ下までしっかりと土寄せをしましょう。
地域や環境によって多少異なりますが、6月頃に蕾がついてくると根の生育は止まり、この頃になったら、株元あたりを草マルチで覆っていきましょう。
POINT:草マルチというと、保湿・保温対策などのイメージがありますが、じゃがいもの草マルチの理由は、地温上昇を防ぐためです。特に日差しが強い畝にじゃがいもを植える場合は、しっかりと草マルチを重ねていきましょう。
春植えのじゃがいもの収穫は、大体6月下旬から8月中旬になります。いわゆる新じゃがというのは、この最初の収穫時期のことで、食べる分だけその日に収穫して美味しくいただきましょう。
POINT:長期保存や種イモ用に収穫する場合は、じゃがいもの葉っぱや茎が完全に枯れてから収穫するようにしましょう。
ざっとした一連の流れを紹介しましたが、自然農法の場合環境によって、育ち方などが全然変わってくるので、臨機応変に対応するようにしましょう!
じゃがいもを育てる時の、補足情報としてもっていた方がいいので、じゃがいものちょっとした知識も抑えておきましょう。
じゃがいもは土の中に出来るので、ついつい根菜だと思い込んでしまいやすいですが、じゃがいもは茎が膨らんだものになります。かたまりのくきと書いて「塊茎」と呼ばれています。
じゃがいもは、「いも」なので、さつまいもや、さといもと同じような種類と思い込んでしまいやすいですが、実はナス科の植物です。ナス科といえば、ナスをはじめ、トマトやトウガラシが分類されているので、じゃがいもはこれらの親戚ということになります。
ちなみに、さつまいもはヒルガオ科、サトイモはサトイモ科に属しています。
じゃがいもは、100g中に35mgのビタミンCが含まれていて、一般的な以下のフルーツと同等又はそれ以上のビタミンC摂取が可能になります。
ビタミンCの含有量が多いジャガイモのビタミンCは、でんぷんに包まれているので、果物などに含まれているビタミンCと違い、加熱しても大丈夫なのが大きな特徴の1つなので、ビタミンCを効率よく摂取するこが可能です。
リンゴや梨にいたっては、ジャガイモの方が10倍近くもビタミンCが含まれています!
自然農法をしている農家さんは、大抵じゃがいもを栽培しています。
手間が少なく育てられたり、栄養価の豊富さであったり、まだ肥えていない土でもしっかりと育つなどの理由が挙げられますが、色々な調理法があって、且つ保存がきくので、ニーズが高いというのが最大の特徴ともいえるので、自然農法を始めて間もない方は、ぜひ積極的にじゃがいもを育てるのがおすすめです。
育てやすい農作物で成功体験を増やしながら、楽しく自然農法にチャレンジしていきましょう。
n+編集長
やまだ
ライター
山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。