n+編集長
やまだ
ライター
山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。
自然農法に取り組んでいきたいと考えた時に、なくてはならないモノが固定種や在来種の種です。
農協が取り扱う種をはじめ、一般的に流通しているほとんどの種がF1種と呼ばれる種で、この種は大量生産や安定的な生産をするために、他のモノと掛け合わせた種になります。
自然界では、よっぼどのことがない限りこのようなF1種という種はできず、人為的に配合された種は「自然」とは呼べないと考えています。
F1種は大量生産や安定的な生産という面では優れているかもしれませんが、1代目のみ優勢な遺伝子を持つものであり、F1種で出来た農産物から種をとって植えても育たなかったり、合成農薬や化学肥料がないと、うまく育たないなんてこともあります。
この様に、自然農法をするには、固定種や在来種の種が必要不可欠ですが、一般的な流通経路では、まず取得が不可能なので、今回は「固定種」「在来種」の種を手に入れる方法と、その種を持続させる方法をお伝えしていきます。
固定種や在来種の種の定義は、紹介している文献で微妙にニュアンスが違いますが、
基本的には、固定種も在来種も長い年月をかけて、その土地に適合したものであり、昭和30年以前の農家さんは、育った農産物の種の中から、1番良い状態のモノを選んで植えることを繰り返し行ってきたので、非常にエネルギッシュで味や栄養素もたっぷりと含まれた農産物が自然と出来るようになっていました。(これがいわゆる自然農法です。)
固定種や在来種を扱う時に大切なことは、手に入れた後に、各々の畑に適応させることが凄く大切なことで、その土地にあった農産物を目指すことを年月をかけて取り組んでいきましょう。
私はオンラインショップで商品を買うことは基本的に好きではありませんが(あきらかに違う商品が届いたりと信用が出来ないため。)固定種や在来種に関しては、オンラインショップで購入しましょう。
その理由は、固定種や在来種は一般的にその辺に売ってあるものではないからです。
自然農法は日本の耕地面積の0.1%以下しかなく、それ以外の耕地面積は一般農法なので、農協や量販店などに並んでいる種はすべてF1種という位の認識を持っていてちょうどいい感じです。(残念ながら自然農法家が少なく、固定種や剤ら種の需要がないから供給が少ないのです…)
もちろん全国的にみると、固定種や在来種専門店もあるので、たまたまその専門店の近くいれば、そこで購入するのが1番いいですが、専門店はなかなかないので、オンラインショップで購入が1番現実的で確実です。
近年の自然農法ブームで「固定種」「在来種」を購入する方も増えてきたことで、F1種を「固定種」「在来種」と偽って販売している業者もいるようです。
その様な行為であれば、まだ見分けがつきますが、採取後に種の化学処理を行っている可能性もありますので、自然のままの種をゲットできるサイトをご紹介しておきます。
以下のサイトはすべて信用がおける専門店なので、安心して購入することができます!
個人的には、私が1番おすすめしている「固定種」「在来種」専門店です。私もこちらで購入しており、F1種は一切取り扱っていないので安心ですし、きちんとしたECサイトになっているので、簡単に購入が可能になっています。
穀物から野菜、土壌改良に適している緑肥からハーブまで、まさに多種多様な種があるので、自然農法を行っていきたい時は、野口のタネさんを活用しておくと間違いないです。
すべてのタネが自家採取可能の固定種であり、海外のオーガニック認証を受けた農場で採取されたものを扱っています。
発芽率の高さが人気で、こちらの多種多様な種が取り揃えられています。
ECサイトではなく、カタログ通販なので、郵送やFAXでの注文になりますが、オーガニック認証を受けた固定種を取り扱っているので、こちらも安心して購入が可能です。
「在来種」「固定種」を伝統野菜と銘打って種子販売されています。
コンセプトの1つとして「自信をもって選んだ美味しい野菜の種を販売」というのがあり「在来種」「固定種」以外の種も取り扱っていますが、国内産の種に力をいれていたりと、伝統野菜を護る活動もされています。
カタログ通販なので、郵送やFAXでの注文となりますが、注文される際は「固定種」「在来種」であることを確認してからの購入がおすすめです。
固定種や在来種の種をゲットして植えたら、その後は毎回固定種や在来種の種を自家採取出来る訳ではありません。
いくらエネルギッシュな種といえども、環境が悪いと発芽すらしない可能性も十分にあります。
自然農法は土づくりが非常に大切なので、土壌菌やミミズがたくさんいる様な土づくりをしながら、種を植える様にしていきましょう。
発芽して育ち始めると、それに従って土も年々肥えていくので、そのスパイラルに入るまでは、緑肥を使ったり、おがくずを使ったりと試行錯誤しながら、環境にあった土づくりをしておきましょう。そうすれば農作物から種を獲ることが可能になってきます。
こちらの記事では私たちの農園で行っている土づくりについてご説明しています。
農作物が育って種が取れだしたら、しっかりと乾燥させて保管しておくのが大切です。
私たちの農園では、乾燥した種を封筒にいれて、それぞれ別けて保管していますが、この様にしておくと後々種をまく時にすごく楽です。
自然農法をする時は、しっかりと農産物と向き合って、いつ植えたのか、発芽しているのかを細かくチェックして、スクラップ&ビルドを繰り返しながら、農業をおこなっていきましょう。
自然農法をする為に、固定種や在来種の種を購入しただけでは、農作物は思った以上にしっかりと育ってくれません。
せっかく良い種をゲットしたのであれば、子どもを育てる様に愛情をもって農作物と関わっていきましょう。
自然農法の種については少し注意が必要なこともありますので合わせてこちらの記事もお読みいただくとさらに理解が深まります。
n+編集長
やまだ
ライター
山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。