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孤独な農業で「辞めたい」と思っている方のための【自然農法のすすめ】|自然+農業「むら」

孤独な農業で「辞めたい」と思っている方のための【自然農法のすすめ】

農業って本当に大変ですね。。。

私の母方の祖父母は兼業農家だったので、小さい時から祖父母が、早朝や暗くなってからも畑で作業する姿をずっとみてきました。

中学校から大学まで体育会系バレーボール部だった私は祖父母不幸であり、祖父母の農業の手伝いを顧みず、ずっと部活動に勤しんでいましたが、それでも、大学時代に数回畑の手伝いをしたのですが、当時虫が苦手だった私は「わー」とか「ぎゃー」とか叫んでいたので、途中で戦力外通告を受けてしまうことになりました。

そんな時に大きい段ボールいっぱいのほうれん草をみて「これだけでいくら位になるんだろう?」という疑問をもち、祖母に質問してみたところ「400円」という回答。

こんなに頑張って生産から収穫までして400円!? 農業って本当に大変なんだなあとつくづく痛感した出来事でした!

そんな大変な農業なので、1人寂しく孤独に作業していたら、どんなに身体が丈夫でも、精神的に強くても滅入ってしまいますよね。

私も今年から念願の農業に携わることが出来ましたが、素晴らしいパートーナーが出来てこそで、その方がいなかったら私なんか到底農業に携わることなんか出来ませんでした。

今は5000坪の荒地をどの様に畑にしていくかを試行錯誤しながら農業に携わっており、草刈りから開墾、治水工事などやることはたくさんあって体力的にはしんどいですが、2人で力を合わせて、失敗もあり成功もあり、楽しみながら農業に勤しんでいます。

  • 諸事情によって、1人で農業をしないといけない。
  • 夫婦や家族だけなど少人数でたくさんのことを黙々とこなすだけの農業。
  • 未来の青写真が描けずただ奴隷の様に働く毎日。

孤独感」「辞めたい気持ち」「ネガティブマインド」この様なループに陥ってしまうと、本当に農業を辞めるしかなくなってしまいます。

そんな農業で苦しんでいる方たちに、私目線ですが、アドバイス出来ることをとりまとめてみましたので、何かの参考になってくれたら嬉しいです。

ぜひ日本の農業を盛り立てれる様に一緒に頑張っていきましょう!

農業を辞めないために必要なこと

自然農法 土堀

農業を辞めないために1番必要なことは、農業を楽しめるかどうか(楽しいと思えないと長続きは難しいので。)になりますが、現実的に考えると楽しむためにもっとも必要なことは「お金」です。

少なくとも生活出来る程度のお金がないと、どんなに楽しもうと思っても、将来の不安などが先行して楽しむことなんて到底出来ません。

どんなに孤独でも、どんなに単調な作業であったとしても、お金が回っているうちは辞めなくてもいいでしょうし、ブランディングなどが成功して、たくさんのお金が入ってくる様になって裕福な生活が出来るようになったら、孤独感を感じたり、辞めたいと思うようなことはなくなってきますよね。

体力が低下したり、病気になったりということがない限りは、農業を辞めることにはならないはずです。

孤独感や苦しさから農業を辞めなくていい様に、お金の視点から農業をみていきましょう。

農産物流通の仕組み

日本の農産物のざっくりとした流通経路は、

生産者(農家) → 出荷団体(主に農協) → 卸売市場 → 小売業者(スーパー・八百屋・百貨店・道の駅など)

が一般的で、野菜だと約76%、果物だと約47%が、卸売市場を経て消費者の元に流通しています。

近年は、出荷団体や卸売市場を介さず、スーパーマーケットや生活協同組合、ネットでの販売など、生産者(農家)から消費者までのルートが短縮される経路も増えてきました。

生産者(農家)から消費者までのルートが出来るだけ少ない方が、収入が多くなるので、お金の視点から考えると、一般的な流通経路は使わない方がいいのですが、生産者から消費者までのルート短縮する場合は、小売店に直に交渉したり(他の農産物との差別化やうりが必要)ネット販売などの独自ルートをつくることが大切になってきます。

これがなかなか難しいので、薄利でも農協などを頼ってしまうのが一般的です。

ただ、出来ないことでもないので収入を多くしたいという考えがある様でしたら、ぜひチャレンジをおすすめします。

まさに経営戦略!農産物の選び方

個人で農業をするとなれば立派な経営者で、経営者ということは全責任を負わなければいけない立場なので、いくら個人事業主であったとしても責任重大なことです。

私は10年以上2つの会社経営を行ってきましたが、会社経営というものは、舵取りを間違ってしまうと自己の破産以上に、信じてついてきてくれた従業員や顧客を裏切ってしまうことになるので、プレッシャーに追い込まれて血便がでてしまったことや、一切睡眠が取れない様なこともしばしばありました。

そんな苦難の会社経営の経験で得た答えの1つですが、会社を経営し続ける中でもっとも大切なことは顧客ニーズにあったものを提供することです。

いくら素晴らしい経営環境にあっても、消費者が必要でない商品を提供していたら一向に利益は得られません。

農業に関しては、地域や天候などによって、品薄になったり希少価値の高い農産物が出現したりしますので、一概に何の農産物がいいかということはお伝えは出来ませんし、ニーズがあって利益のあがる農産物をみつけたとしても、その土地ではつくれないということは大いにあり得ることです。

でも、だからといって周辺の農家さんがつくっているもの(その土地で育ちやすいモノ)を、真似てそのままつくったとしても、競合(ライバル)が多いということは、薄利になる可能性が高いということです。

例えば、地域に根付いた農産物を地域で売っていく場合は、市場調査を徹底的に行うことが大切で「その地域の奥様方がどんな野菜を欲しているのか。」「一般流通の野菜のどんなところに不満を抱いているのか。」そんな調査を徹底的に行うことで、経営戦略の糸口がみえてくるかもしれません。

なんとなく農産物をつくったとしても、なんとなくしか売れず、なんとなくしか儲からないということです。

お金で困らない様にしたいという気持ちがあるのであれば、まずはしっかり戦略を立てて、農産物を何にするかを決めていきましょう。

それが失敗したとしても、しっかりと戦略を立てて起きた失敗は、なんとなく失敗するよりも、何十倍の価値を後々発揮してくれるものです。(なんとなく失敗したら、何故失敗したかの検証も出来ません。)

私も何度もなんとなく取り組んだことが無駄になりましたが、色々考えて戦略を立てて失敗したことを活かして、ある程度のリスクヘッジが出来るようになっていきました。

最初は面倒であったり、どうやっていいか解らないこともありますが、色んなことに取り組んで自分にあった戦略の立て方を見出していきましょう。

それが経営者の苦悩である反面、楽しさであったりもします。

個人が大手に勝つにはこだわりが大切!こだわりがブランドを生む

大農園や農協など規模が大きなところに、1人又は少数で立ち向かっても絶対に勝つことは不可能です。(1000人と一斉に戦ったら、マイク・タイソンですら負けてしまうのと同じです。)

特にそんな大手産業に生産量で立ち向かうことは愚策中の愚策になり、数で劣っている場合は局地戦で勝利を収めていくのが兵法(経営)の鉄則です。

少数で勝つには品質で勝負したり、独自でオリジナルのこと(出来れば他が真似を出来ないようなこと。)をしていく必要があり、そこに欠かせないのが “こだわり” です。

オリジナルというと「新しい品種」「新しい農法を発明」など、おおごとなことに目がいきがちで、挫折してしまいそうになりますが、そんなおおごとをしなくても、オリジナルはつくれます。

農産物だけのオリジナルだけでなく、宣伝(マーケティング)のオリジナルや、ターゲットのオリジナルです。

例えば、私の経営しているトレーニングジムは心斎橋にあるのですが、実は心斎橋駅周辺の2キロ圏内には個人ジムを合わせると80店舗以上もあり(恐らく日本で1番の密度です。)そんな中で生き抜いていく為に、ほとんどのジムが価格競争に陥り、自分で自分の首を絞めています。

そんな中で価格を落とさず、且つ集客するには「こだわり」や「差別化」が必要になってくるのです。

元々私がトレーニングジムを開設した時には、2キロ圏内に数件しかトレーニングジムがなかったのが、徐々にトレーニングジム増え始めたタイミングで、ただのパーソナルトレーニングジムから美尻専門のトレーニングジムにシフトチェンジしました。

カラダの悩みの中で、ヒップアップやヒップのボリュームアップにこだわり、お尻に悩んでいる女性だけにターゲットを絞ったのです。

インターネット検索で「心斎橋 パーソナルトレーニング」では、当社のトレーニングジムは埋もれていますが「心斎橋 美尻トレーニングジム」では、常にトップで表示され、そこから一定の集客も見込める上に、お客さんのニーズはもちろん「美尻」なので、トレーナーもそこのニーズに一極集中でき、パフォーマンスをあげやすい(信頼を得やすい。)というメリットもあります。

ここを突き詰めることで、他のジムと同様に埋もれることなく、美尻専門ジムとしてのブランドを構築していったのです。

ただし、市場ニーズは時代の流れとともに、一定期間のスパンで変化していくので、今は「美尻専門トレーニングジム」を捨てて、別路線にシフトチェンジしていく準備をしているところです。

この様な “差別化” や “こだわり” をしていくことは、個人や小規模事業者が利益を得るという中で避けては通れない道です。

品質にこだわるのもいいですし、売り方にこだわるのもいいですし、包装にこだわるのでもよくて、とにかく何かにピックアップしていくのです。そのこだわりが市場ニーズと合致すれば、利益はあがっていくはずです。

とことんやってみる!

経営戦略やブランド(こだわり)は、今まで経営をしてこなかった方にはかなりハードルが高いものなので、なんとなく、その通りだとは思いながらも、どうやっていいか解らないとか、自分にはそんなこと無理だという、ネガティブマインドにはいっていきがちです。

私も経営をはじめたばかりの頃は、ネガティブマインドにずっと陥ってました。そんな弱っている時は、隙をついてお金を目がけてくる人がでてくるのが世の常で、遺失利益を含めると、これまでトータルで3000万円位は騙されていると思います。内装業を営んでいる身内にも700万円騙されました(笑)

そんな情けない自分を変えたくて、色んな師匠に弟子入りしていきましたが、年間3000億円を回している師匠さんに5年前に教えてもらった以下の言葉が今でも教訓として残っています。

「出来る人は必ずやる。出来ない人はやらないか、やるけど出来ずに正統な理由(言い訳)を述べる。」

例えば、明日の朝6時に、この場所に立っていたら1億円あげると言われた場合、出来る人は何がなんでもこの場所に来ている。というか、今から明日の朝6時迄ずっと立っているかもしれない。

出来ない人の場合は、寝坊したとか、電車に乗り遅れたという人は論外ですが、論外以外の出来ない人でも、早起きして始発に乗ってきたけど、人身事故で電車が止まって遅れましたなどの正統な理由を述べます。人身事故は本人の過失はまったくなく仕方がないことで、遅れたことに対しての正統な理由ですが、結果からいくと結局のところ出来てないということです。

このことから解ることは、出来る人は何が何でも絶対にやりますし、出来ない人はやらなかったり、絶対に出来る道とは少し違う道を進んでしまい、結局出来ないという結果に至ってしまいます。

そして、出来なかった理由を自他共に説明して、出来なかったことを他者や環境の責任にしたり、自分には能力が足りなかったなど正当化して、そのまま次に進もうとします。

出来る人は、例え失敗したとしても、同じ失敗を繰り返さない様に次に繋げていきます。

経営をしたり、志の高い方は、誰でも出来る人になりたいはずです。そうなる為には “とことんやる” ことが何よりも大切なことです。

自分には無理だなどの言い訳を考えたり「どうなるんだろう」というマイナス思考でなく「どうする」ということを念頭に置いて、とことんやりつくしてみましょう。それで駄目だったら、今回は失敗する必要があったんだと鷹をくくればいいのです。

農業のやり方によっては明るい未来が期待できる

農業は儲かる」という声を聞くこともありますが、一般的には「農業は儲からない」ということをよく耳にします。

個人で儲かるという話はほとんど聞きませんが、これは他の業界でもあることで、大きな団体が牛耳っている場合は特に多いことです。

農業の場合は「農協」という誰もが知っている団体がありますが、いい噂はこれまで1度も聞いたことがありません。(私の個人的な意見です。)

これまで、色んな農家さんに話を聞く機会がありましたが、農協の傘下に入っている農家さんは、農協にお金を搾取されていると感じる方がほとんどで、これらのリサーチからいくと、農協傘下にはいって農業を行っていても、お金の面で幸せを掴める確立はかなり低いと言えそうです。

>>農協に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています<<

ただ、流通経路の確保や小売店などとの契約、ネット通販などの構築がない限りは、個人で農業生産から販売まで行いながらしっかりと利益をだしていくことは不可能に近いことになります。

そんな中でどうやって明るい未来を構築していくかというと、私の個人的な見解では一般農業以外の農業だと考えています。

一般農業をしようとした場合は、合成農薬や化学肥料、種などの購入や出荷の観点から、農協の傘下に入らざるを得ないのが現状ですので、利益増は農協のさじ加減にかかってしまいます。

これに対して、日本の全体の耕地面積に対する有機農業の面積割合は0.5%程度だと言われていて、

この割合から解ることは、一般農業で他の農家と競争するよりも、有機農法を行って他の農家と競争した方が、圧倒的に競合(ライバル)が少ないいういことです。

これらのことから、一般農業以外の農業を行っていけば、まだまだシェアを獲得出来る可能性が高く、収益性が見込むことができ、やり方によっては、今から農業に参入しても十分勝算があるということなので、まだまだ明るい未来は期待できますね。

自然農法のすゝめ

有機農法を行えば、競合が少ないことから、一般農法に比べると勝算があるのですが、全体の耕地面積に対する自然農法の割合は、恐らく0.01%~0.05%程度とみています。

有機農法よりも競合がさらに少ないので、有機農法よりもさらにモノが売れやすいということですが、こういう場合によく言われるのが、ニーズがないからだということをよく言われます。

一般農法よりもニーズが低いのは確かですが、最近色んなメディアで自然農法や有機農法を取り上げたり、SNSなどの情報発信により、健康志向者数の数は年々増えており、それに伴って自然農法の農産物のニーズもどんどん増えていってます。

Googleで「自然農法」に関する検索件数を調べてみると、大体月に32,000人の方が検索をかけているので、少なからず自然農法に興味がある方は、少なく見積もっても日本に数十万人以上はいらっしゃるのではないかという見立てになります。

これを証明するかの様にネット通販で、自然農法の農産物を調べていると、検索上位にあがってくるホームページをお持ちの農家さんは完売していることや、定期便の会員打ち切りということをよく見受けます。

有機農法は「無農薬」とか「無肥料」というイメージが一般に浸透していますが、普通に農薬や肥料をつかっている農家が多く、自然農法とは別物です。

有機農法を自然農法と勘違いしている消費者が、有機農法から自然農法に流れているという情報をみたことがありますが、これを象徴する様に、Googleで自然農法と同様に検索件数を調べてみると、月に1300人の方しか検索をかけていません。

消費者のニーズだけに注目すると、有機農法よりも競合が少なく、且つ消費者ニーズも高い自然農法はかなり狙い目ということになります。

自然農法は土づくりが凄く大切で、土地によっては販売できる農産物になるまで数年の期間を要する可能性が非常に高く、一般農業に比べると、かなり手間や労力がかかるでしょう。

でも、市場ニーズや競合をみる限り、小規模で農業を始めたり、続けたりするのであれば、経営戦略的には断然「自然農法」です。

福沢諭吉が学問をすゝめるのであれば、私は自然農法をすゝめます。

自然農法に取り組んでいる方は、協調協和の精神をもっている方も多く、来るもの拒まずで、前向きな方や頑張っている方がたくさんいます。

1人孤独に農業に取り組み続けるのではなく、一歩踏み出して新しい世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

日本の本来のあるべき農業を取り戻すためにも一緒に頑張っていきましょう。

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n+編集長

やまだ

ライター

山口県出身で、現在は大阪・山口を拠点に“健康”と“教育”をテーマに、トレーニングジム・健康サロン・児童福祉施設・自然農畑を運営。 自身の身体不調をきっかけに現代医療に見切りをつけ、補完療法や自然療法を軸として「効果的」「簡単」「安価」をキーワードに、誰でも気軽に出来る健康実践法を追求し続けている。心許せる信頼出来る各分野のプロフェッショナルにサポートしてもらいながら「人生おもいっきり愉しむ計画!」を稼働中。