その時歴史が動いた!ブロッコリーの誕生

肉体改造やトレーニングブームにより、10年くらい前からパーソナルトレーナーと呼ばれる方を中心に、タンパク質(肉・魚・卵・大豆)と一緒にブロッコリーを食べるように指導する方がやたら増えたような気がします。

このようなものは一次的な現象なので、ブロッコリーの歴史には刻まれないでしょうが、私の記憶にはしっかりと残っていくことでしょう。

今回は私の記憶は置いといて、原産地が日本ではないブロッコリーが日本でこれほど市民権を持つに至った歴史を紐解いていきます。

普段からブロッコリーを食べている方も、そうでない方も知識の1つとしてブロッコリーの歴史を読んでみてください。

ブロッコリーの誕生

ブロッコリーの生まれ故郷

原産地は地中海沿岸で、古代ローマ時代から食べられているという記述もあるので、これが本当なら2500年前からブロッコリーは野菜として食べられていたことになります。

このことから、ブロッコリーは穏やかで雨が多い冬と、暑く乾燥した夏のある地中海性気候の地で産まれたことになります。

今のカタチのブロッコリー誕生

ブロッコリーが今のカタチになるまでには変遷があり、元々の原種は “ヤセイカンラン” と呼ばれる野草。

ヤセイカンラン:アブラナ科アブラナ科の野草で、地中海沿岸部に多く生息する。古代イベリア人が薬草として利用していたが、品種改良等により、ブロッコリーやキャベツなどの野菜へと変遷していった。

古代イベリア人からケルト人に渡ってから品種改良が施され、ブロッコリーが誕生したといわれています。

ブロッコリーの世界への伝承

ケルト人は元々中央アジア(インド)を支配していましたが、約2400年前にローマ(イタリア)にも侵略した民族で、長い年月をかけて、ローマからヨーロッパ各地を支配していくのですが、17世紀頃には、この支配の過程でヤセイカンランを品種改良して出来たブロッコリーも、ヨーロッパ各地へ伝承されていきます。

そして、19世紀頃になるとヨーロッパの民族が渡米をはじめたことにより、アメリカにもブロッコリーが伝承し、明治初期には日本にも伝承しました。

大東亜戦争後にようやく日本でも栽培が盛んになり、ブロッコリーがある程度の市民権を得たのは1980年頃になります。

ブロッコリーの語源

ブロッコリーという名前の語源は諸説ありますが、以下の3つのどれかという風に言われています。

  • brocco(ブロッコ) ラテン語で“芽”“茎”という意味
  • brocchus(ブロックス) ラテン語で“突きでた”という意味
  • broccoli(ブロッコリー) イタリア語で“若芽”という意味

ブロッコリーとカリフラワー

ブロッコリーとカリフラワーは比較されることが多く、別の種類と思われている方もいますが、基本的には親戚みたいなもので、カリフラワーはブロッコリーと同じアブラナ科に属しています。

カリフラワーの起源はブロッコリーと同じ時期で、ブロッコリーの突然変異で産まれたのがカリフラワーだといわれています。

ただ面白いことに、見た目や起源はブロッコリーでも栄養価はキャベツに近く、栄養豊富な「緑黄色野菜」に分類されるブロッコリーに対して、カリフラワーは「その他の野菜」に分類されます。

元々日本ではカリフラワーの需要が高かったのですが、近年では栄養素の高さなどからブロッコリーの方が人気で、ブロッコリーの生産量はカリフラワーの10倍にまで差がついています。

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YAMADA

ビタミンC含有量はブロッコリーがカリフラワーの1.5倍と、見た目が同じでもかなりの有意差がありますね!

私自身のブロッコリー食歴史

あまり興味がないかもしれませんが、参考までに私のブロッコリーの食べ方の歴史です。

  • 6歳~25歳 茹でたブロッコリーにマヨネーズをかけて食べる。
  • 26歳~40歳 オリーブオイルと塩コショウで炒める。
  • 40歳~ 蒸したブロッコリーに絞った柚子とマヨネーズを1:1の割合で混ぜたドレッシングをかける。
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YAMADA

ブロッコリーに含まれているビタミンCは水溶性で、茹でると失われてしまう比率が高いので、私的には蒸すのがおすすめです!

まとめ

ブロッコリーは欧米では “栄養宝石の冠” と呼ばれるほど、栄養の観点から重宝されていて、ビタミンCをはじめ、ミネラル食物繊維などたくさん含んだ緑黄色野菜になります。

冒頭で紹介したように、近年のパーソナルトレーナーは身体の脂肪を落とすために、糖質制限をすすめますが、栄養価をしっかり摂取しながら糖質制限を行うにはブロッコリーがピッタリだったんでしょうね。

色んなところで重宝されているブロッコリー。今度食べる時は、ぜひブロッコリーの歴史を思い浮かべながら食べてみてください。

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